2012年10月23日火曜日

スコルピオ・パンタ


   『ガルクラフト』のエントリーで書いたカスタムクラフト滋夢の話でも。

   作場氏と自分が東京モーターサイクルショーに出展していたのは90年前後ですが、
   バイクブームが始まった80年初頭には数々の有名ショップが出展をしていました。
   この頃はハードパーツが現在のように無いので外装のカスタムがメインでしたね。
   そして82年のショーでカスタムクラフト滋夢がスコルピオ・パンタを発表したのです。
   
   スコルピオ・パンタはZ400FXをベースに頭脳警察のパンタ氏が滋夢に特注した、
   鋭いノーズのオールインワンボディが特徴的なスーパーカフェレーサーです。
   当時、高校生の自分は後楽園ホールで開催されていたモーターサイクルショーを
   初めて見に行き、滋夢のスコルピオ・パンタに強い衝撃を受け深く感動しました。
    
   数ヶ月後、チューニングバイクという本にスコルピオ・パンタの製作記が載っていて、
   モデリングからFRPの製作までの工程が写真とキャプションで掲載されていました。
   中学生の頃から乗り物のデザインに関心を持つようになったのですが、    
   この記事を見てからは絵を描くだけでなく物を作ることを考えるようになりました。
    
   で、作場氏との会話ですが「カスタムクラフト滋夢って知ってます?」て聞いたら、
   「滋夢でFRPの事を教えてもらった。」と作場氏、、、相変わらず世の中狭い!





   最近、千葉の山奥でスコルピオ・パンタの型が発掘?されたようです。