8月に行われた雑誌の企画で韋駄天ZEROに試乗した㈱WITH MEの丸山氏が、
電動バイクレーサーとしてのマシンのポテンシャルの高さに惚れ込んで、
自らが主催するテイストオブツクバ神楽月の陣に特別参加の計らいをしてくれました。
それだけでなく筑波サーキットでの初テストの動画まで上げてくれています。
そんな訳で筑波サーキットまで応援に行ってきました。
残念ながら天気は雨模様。
チームMIRAIのピットです。おっ!テントを新調しましたね。
韋駄天ZEROはメンテナンス時に一体式のタンクシートがこのように上がります。
スーパーカーみたいでカッコイイでしょ!
予選にそなえてレインタイヤに入れ替えタイヤウオーマーで暖めます。
㈱ハイクロスの満若氏が撮影に来ていました。『電動バイクで風になれ 3』用?
実は前日の練習走行でハデに転倒しています。
150km/hで転んだ割にマシンのダメージが少ないのは運が良かっただけでなく、
メカニックやスタッフが必死で修復したからなのでしょうね。
幸いライダーも怪我はナシ。その代わりキッシーのつなぎは擦り傷だらけ。
予選が始まります!雨は本降りです。
参戦クラスは4サイクル750ccと2サイクル500ccが混走するD.O.B.A.R ZERO-1。
ピットロードに入ります。
コースイン!
走行しているのを自分が見たのは結果的にこの瞬間だけになりました。
1周してピットロードに戻ってきました。
岸本氏の経験でこの条件下でのこれ以上の走行は危険だと判断したようです。
この後、チームMIRAIは正式にリタイヤ届けを提出しました。
たとえ防水対策が完璧でもクラッシュした電動バイクをマーシャルが対応しきれるのか。
コース上に残ったマシンによってレースそのものが中止になる可能性があります。
実際にここ数年HV車やEV車でも事故による漏電が問題になってきているそうです。
もし今回そんな事態が起これば国内における電動バイクレースの未来は閉ざされます。
前日の転倒を考えれば賢明な決断だと思います。
チームMIRAIのテントにはZero Motorcyclesの電動バイクが展示されていました。
韋駄天ZEROはこの会社のモーターが搭載されているのです。
パイクスのDVDが先行発売していましたね。弊社でも10本予約しました。
キュートなT.O.Tガールとツーショット!!
主催者の皆さま、ありがとうございます。関係者の皆さま、お疲れさまでした。
チームMIRAIを応援してくれた皆さま、本当にありがとうございます。
客観的に見ればチームMIRAIのT.O.T参戦はリスクをはらんでいたといえる。
一歩間違えば原動機側と電動機側の両方にとって厄介な存在になる可能性があった。
今回は何事もなかったが電動バイクは雨だと走れないとの印象を与えたのは事実だし、
EVの可能性を信じ無理をして出場させてくれた丸山氏の期待に応えられていない。
資金と時間が無いのは分かっているけれどアウェイのレースで戦うと決めたからには、
勝つことを目的に万全の体制で挑みチャンスをモノにしなければいけない。
情熱だけでは岸本さんが思い描くネクストステージには立てないはずだから。