専務の独断と偏見のTMSレポート・ヤマハ編いきま~す。
前回に引き続き今回のTMSにも出展してきたヤマハの電動バイク。
オンロードはPES2、オフロードはPED2と呼ばれるコンセプトモデルです。
2年前のPES1と比べると、フロントのレフティやインホイールモーターなどの装備で
よりいっそうコンセプト色が強まったような気がします。
普通なら市販化に向けて現実的な仕様に寄せてくるものですが逆行していますね。
韋駄天ZEROやEV-01に関わっている身としては余裕のスペースに驚きます!
両車とも中身はパンパンですからね!EVらしさを表現したデザインとのことです。
PED2の方は電動版セローといえるぐらいに現実的に作り込まれていました。
係りの人に訊いてみるとこちらを手堅く仕上げた分PES2では遊んだようです。
2台とも堅実だと夢がないですからね!と言っていました。なるほど!納得です。
ということで、機さえ熟せばいつでもGOの準備は出来ているそうです!
ついにヤマハもロボットを造ってきました。
ロッシ超えを目標としている人型自律ライディングロボットのMOTOBOT ver.1。
ホンダのASIMOのジャイロセンサー技術がMotoGPマシンに応用されたように、
ヤマハもMOTOBOTの開発で得た技術を多方面に展開していくのでしょうね。
ver.2は性能面だけでなくロボットとしてのカッコよさにも期待しています。
2年前に出展されたi-Streamは、求めているのはコレじゃない感がありましたが、
今回はスポーツカーでほっとしました。その名もヤマハ スポーツライドコンセプト。
デザインはゴードン・マーレイデザインが担当しているけれど"デザイン"は社内かな。
悪くはないけれど少し上品すぎるのと要素が多すぎるのが気になりました。
クルマ屋じゃないバイク屋だからこそ創れる4輪車を魅せてほしかったですね。
要素のひとつ、透けるドア。その他にもバイクのモチーフが所々に散見できます。
楽器にちなんだ仕掛けとか仕上げはストーリーが大好きなヤマハらしい。
750kgのライトウェイトとはいえ1000ccのエンジンでは商売的には難しいところ。
価格も数百万円になるでしょうから射程内の他の車に負けない魅力が必要です。
余程のヤマハファンでない限りスポーツライドに乗る必然を見つけられるかどうか。
それを考えるとOX-99ってバブリーなスーパーカーだったな~!
次回はスズキ編。