で行われたEV-01の試験走行および動画撮影を見学します。
現地に到着すると放射冷却による霧が立ち込めていました。とても寒いです。
先月末に帰国したばかりのマシンの最終チェックをする㈱モビテックのスタッフ。
水谷氏も本番用のクシタニのレーシングスーツに着替えてスタンバイ。
いよいよ試験走行が始まります。霧はだいぶ収まりました。
今回の飛騨エアパークの滑走路は800mしかありません。
前回の城里テストセンターは1500mでしたから半分程の直線距離になります。
しかも城里ではコントローラーのトラブルで片側のモーターしか回っていませんでした。
それでもウエット路面で約180km/hのスピードを記録しています。
止まることを考えなければ200km/hを超えたはずだと水谷氏は話していました。
ということで今回が本来の仕様であるツインモーターでの初走行になります!
関係者が見守り緊張の空気が張り詰めるなかEV-01がスタート!!
往路はロール方向にかなりユラユラしていました。復路はやや安定した走りです。
大きな塊が力強く前進していく視覚効果を狙ったカラーリングは機能しているようです。
同行した未来輪業の黒川デザイナーも満面の笑み。
後ろに高くそびえるのは乗鞍岳。
スタッフにインプレッションを伝える水谷氏。
パソコンに繋いでデーターを確認。
この後に何往復かして午前の試験走行が終わります。
休憩です。セスナが飛んでいきます。
そしてプロの映像クルーによる動画撮影。行ったり来たり並走したり。
凄まじいトルクと頼りないブレーキでスタートとストップの瞬間が最も難しいらしく、
走り出してしまえば何とかなるようですがあくまで今日の速度域での話。
動画では発進のタイミングを見計っているのが分かります。
無事に終了と言いたいところでしたが停止時の転倒が二度も起こりました。
幸いスタッフとライダーに怪我は無くマシンもサイドに擦り傷が付いた程度です。
カウルの中にバンパーが仕込まれていたので被害は最小限に済みました。
いろいろありましたが問題点も見えたことで、まだまだ課題が多いことが分かりました。
個人的にはリアブレーキと連動するモーターのカットスイッチと出来れば回生ブレーキ。
それとジャイロ効果と空力向上を兼ねたダミーフロントディスクも有りかなと思います。
とりあえず関係各社の皆さま、本日はお疲れさまでした!
EV-01フルパワー実走評価。
http://marumasumotorcycle.jp/blog-entry-4018.html
(12日追記 モビテック・EVバイクプロジェクト~Vol.20 活動振り返り~
http://blog.mobitec.co.jp/main/mblo/archives/2015/1111_093038.html )