の製作に入ります。
EV-01のアッパーカウルは勢いで自分がクレイ造形をしたモノですが、
短時間で仕上げたので面が荒いだけでなく形にいたっては半分しかありません。
㈱モビテックでもスキャニングしたデーターからの3Dモデリングに苦労したらしく、
別取りしたスクリーンのデーターがアッパーのデーターに上手く合わないとの事。
よくある話なので「そこに時間を掛けるより現合でやりましょう。」となりました。
現合で作る理由はもうひとつあって、選んだスクリーンの形状が複雑なのです。
市販車のスクリーンはバックミラーと友締めしてあることが多く、
なおかつミラー部で面の切り替えしをしているから取り付け角度がばらばらです。
したがって元の穴を流用することが難しいからです。
ということで取り付け穴の部分はカットしてマスターモデルにセットします。
茶色の帯状の物はシートワックスといって一定の厚みが必要な所に使います。
ここがスクリーンの新たな取り付け部になるのです。が、
スクリーンの横が凹んでいるんですよね。成形の歪でしょうか?
埋めてしまうことは簡単ですが今度はカウルとの間に隙間が出来てしまいます。
取り付けネジが浮いてしまい確実に締めきれないので危険です。
というわけでスクリーン取り付け部を途中からさらに一段上げました。
結果的に面白いカタチにもなりましたね。
クレイで造形した時からこうなることは分かっていたので想定内ではあります。
視界に関してはライダーの水谷氏に確認は取っていますのでご安心を。
「前だけ見えてれば大丈夫!」だそうです。